はしかの流行期

高熱、口中の水疱、全身に発疹が－1歳になったら予防接種を－  　2月から6月にかけては、はしかの流行期。日本では例年、10－20万人もが感染している。痩身一号修腕型「予防できるので、まず予防接種を」と、聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の加藤達夫副院長は注意を促している。

安静にし水分補給を
それに加えて、二次感染による肺炎を予防するため、抗生物質が用いられるケースもある。　家庭では、安静にさせて水分を少しずつ頻繁に補給する室内の湿度を60％ぐらいに保つ兄弟姉妹がいる場合は、できるだけ別の部屋に寝かせる－といったことに留意するとよい。痩身一号美体形「通常は、10日ほどで治りますが、医師が治癒したと言うまでは、他の子供には接触させないように」と、加藤副院長はアドバイスしている。

現状では、1歳時にはしかの予防接種を受けているのは約75％。予防接種を徹底しているカナダでは、年間の患者数がわずか4、5人、米国でも約100人にすぎず、先進国の中で、日本ははしかの輸出国といわれているほど。　「発病したときには、迷わず小児科を受診すべきです。その際、他の子供にうつさないため、事前に電話で予約してから受診してください」痩身一号美顔型 残念ながら、今のところ根本的な治療法はなく、解熱剤やせき止めなどによる対症療法が基本になる。

毎年約20人が死亡　
また、予防接種を受けていない成人が感染すると、子供よりも重症化しやすい。　「日本では毎年、約20人がはしかによって亡くなっています。また、まれに脳炎を合併して後遺症が出ることもあるので、1歳の誕生日を迎えた時には、小児科で予防接種を受けるべきです」はしかは、はしかウイルスへの感染症。空気中に飛んだ患者のだ液などから感染し、２週間後ぐらいから発症する。「最初は風邪と似た症状ですが、2、3日後に40度前後の高熱が出ます。そして、口の中の粘膜にコプリック斑という、はしか特有の白い小さな水疱ができ、その翌日ぐらいから、全身に発疹が出てきます」　はしかは、母親から獲得した免疫機能が低下する生後7カ月ごろからかかりやすくなるが、特に、１歳代の幼児に多い。