副作用花粉症の薬でのどが渇く

薬でのどが渇くの？何か変だと思いましたら、医師、薬剤師にご相談してください。Q：花粉症の薬を飲み始めてからか、のどが渇くような気がします。鼻がつまって、口で息をするからなのでしょうか。また、薬を続けているうちに、落ち着いてくる場合もあります。あまりにものどの渇きが強く、辛い場合は、医師に相談してください。病状によっては、薬を変更できる場合があります。何か対策はありますか？A：はい。お答えします。SPANISCHE FLIEGE D9口で呼吸をすると、口腔内が渇くことがありますので、まずはマスクをつけることをお勧めします。ただ、花粉症の薬の中には、副作用でのどの渇きが出るものがあります。これは個人差があり、渇きを感じる方と感じない方がいます。

また、異常なのどの渇きには、薬の副作用以外の病気の可能性も考えられます。おかしいなと思ったら、すぐに医療機関にかかるようにしてくださいね。薬の副作用の「のどの渇き」について花粉症の薬には、アレルギー反応を示すヒスタミンを抑える「抗ヒスタミンの成分」が入っています。アレルギーの薬である「抗ヒスタミン薬」の種類の中には、ヒスタミンの作用を抑制するだけではなく、「抗コリン作用」を示すものがあります。また、この「抗コリン作用」の強さは、薬の種類によって、異なります。また、「抗コリン作用」は、唾液の分泌を少なくするという作用があります。この抗ヒスタミン薬には、色々な種類がありますが、薬によっては、のどの渇きの副作用が出やすいものや、強く出るものがあります。少し専門的になりますが、のどの渇きは、「抗コリン作用」をもつ薬にみられます。そのため、のどの渇きを感じるのです。K-Y Jelly潤滑剤抗コリン作用についてここで、さらに専門的になってしまいますが、「抗コリン作用」について、少しご説明します。コリンは、副交感神経が優位になっているときに、出ている生体物質です。

このコリンを抑制するはたらきを「抗コリン作用」といいます。それぞれのはたらきは、その時に起こる生体反応を考えていただければ分かりやすいです。交感神経が優位になると、興奮や緊張しているときは、血管は収縮し、血圧や心拍数が上がり、散憧、毛が逆立つ、気管支が拡張するなどの生体反応を示します。コリンを抑制する、すなわち、副交感神経を抑制するということになりますので、交感神経が優位になります。交感神経と副交感神経の違いは、前者は、興奮しているとき、後者は安静なときに、優位になる自律神経です。副交感神経が優位である安静のとき、血管は拡張し、血圧や心拍数が下がったり、縮憧、消化管が動き出したり、唾液の分泌が活発になったりという、生体反応を示します。K-Y潤滑剤抗ヒスタミン薬の中には、抗コリン作用を有するものもあり副交感神経を抑制するので、唾液の分泌量が減り、のどの渇きを感じるという生体反応が現れ、副作用となるのです。